本サービスは、主としてネットワーク管理者をおかない環境でのサーバ導入に関しての相談や、諸問題の解決を支援するサービスです。
サーバはネットワーク内で、情報等の資源を管理し、アプリケーション等の機能を提供するコンピューターを示します。フォルトトレラントシステムと呼ばれる大規模なものから、パソコンと同仕様で構成されるPCサーバまで、様々な規模のものが存在し、用途に応じて使い分けられています。
サーバの導入意義
サーバを利用しないネットワーク形態として、それぞれのパソコン(ノード)が特定の役割を持たないP2P(Peer to Peer)が存在し、
Windowsのワークグループ等で広く利用されていますが、構築や運用が簡単な反面、情報を集中的に管理できないため、
セキュリティ面で弱いと言う弱点があります。
一方サーバ-クライアント型のネットワークでは、情報を集中管理できるため、利便性を高め、様々なトラブルに対して強い環境を構築することができます。
小規模サーバの主な機能
小規模環境では負荷が低いために、単体の機器で様々なサーバ機能を利用することができ、利便性や安全性を飛躍的に向上させることができます。
利用頻度が高いサーバ機能
弊社はお客様の業務内容に即した、最適なサーバ導入を支援いたします。
サーバと呼ばれるコンピューターは対象規模や処理能力が千差万別で、目的や利用者数などの負荷に応じた選定が必要です。 また、目的によっては既存のパソコンをサーバとして利用することも可能で、負荷増に応じて増設していくことも可能です。
小規模サーバの導入モデル
ファイルサーバ等への既存PCの利用
利用者数が比較的少なく、負荷が少ないファイルサーバ等は、現在使用しているデスクトップPC等をファイルサーバとして使用し、共有ファイル等を一元管理することができます。
ベンダー製の小型NAS(LANに接続できるHDD)等との違いは、併せてユーザー情報等も管理できるため、管理を容易に行うことができます。
しかし、サーバ用途として設計されていないデスクトップPC等は、耐久性や信頼性に劣るため、バックアップを行うことが必要です。
クラスタリングの利用
比較的安価で導入可能なIAサーバ(PCと同様の構成だが、サーバ用途に信頼性を高めたコンピューター)を利用し、
クラスタリング(複数のコンピューターを1台のコンピューターに見せる技術)を用いて、可用性や負荷に応じた段階的なサーバの導入を行います。
IAサーバはタワー型やラックマウント型等、様々な種類がラインナップされており、設置スペースや将来的な増設予定などを考慮して、選定を行います。
サーバOSのコスト
小規模ネットワークで利用されるOSはWindowsServerが主流ですが、同OSはクライアントライセンスが必要で、導入に際して相応のコストを要します。
同様の機能を提供するOSとして、無償配布されているLinux等があり、ベンダー製機器やホスティングサービスを行う事業者等で広く利用されています。
OS導入コストの比較(20人が利用するファイルサーバを構築する場合)
WindowsServer2003 | Linux | |
---|---|---|
OSパッケージ価格 | 約100,000円*1 (5CAL付) | 無償 |
クライアント ライセンス料 | 約5,000円×15*1 | 不要 |
ファイルサーバ機能 | 標準 | SAMBA利用 無償 |
合計 | 約17-8万円前後*1 | 0円 |
上記はOSの利用にかかるコストのみを記載しております。
*1価格は推定価格です。また、クライアントライセンス料には多種の料金形態が存在します。
オープンソースウェア等を用いることによって、大幅なコスト削減をすることができます。
弊社はお客様の利用目的や規模に応じ、コストパフォーマンスに優れた環境を提案いたします。
サーバは様々な情報を一元管理し、様々な機能が連携することで利便性や安全性を高めることができます。
利便性の向上
グループウェアやEIPの利用によって、さらに利便性を向上させることができます。
EIPについては「管理」の項をご覧下さい。
安全性の向上
弊社はお客様の利便性や安全性向上のための、最適なサーバ導入を支援いたします。
EIP(Enterpise Information Potal:企業情報ポータル)と呼ばれる、企業内のデータベースを横断的に統合するアプリケーションを使用することにより、効果的な情報管理を行うことができます。 また、散在して利用が難しかった様々な知的財産が、情報の集約により効率的に蓄積し、KN(knowledge management:知的管理)につながることで、創造力の向上に寄与します。
EIPの特長
多くのユーザーにとって、Yahoo!等の検索エンジンがインターネットの入口である事と同様に、EIPは社内の情報にアクセスするための入口となります。
主としてWebブラウザを使用し、必要なアプリケーションが提供されるため、ユーザーが必要な情報に簡単にアクセスする事ができ、ブラウザで様々な処理をすることが出来ます。
また、同時に適切な情報管理機能が提供されるため、安全にデータを扱うことが出来ます。
主な機能
弊社は最適な情報の集約・管理環境を提案し、お客様の創造力の向上を支援いたします。
その他のサーバに関しての相談や、現状の診断なども、お気軽にお問合せください。