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ネットワーク関連業務Network Services

本サービスは、主としてネットワーク管理者をおかない小中規模のネットワークに関しての相談や、諸問題の解決を支援するサービスです。

サービス案内

お客様に合わせたサービス内容をご案内いたします。

導入
「LANとは?」「ネットワーク化によるメリットは?」というお客様

「LAN」はLocal Area Networkの略で、同一建物内等の比較的狭い地域内で、複数のパソコンや周辺機器等を接続するコンピューターのネットワークです。
最近は安価で設定等も簡単な機器が広く流通しているため、ネットワークに関する深い知識がなくとも、簡単に環境の構築ができます。 しかし、情報を安全かつ有効に利用するためには、様々な要件を考慮しなければなりません。

ICTの導入全般に関する事項については、「ICTコンサルティング業務」の案内をご覧下さい。

ネットワーク化のメリット

  • 情報共有により、情報の伝達効率が向上
    また、インターネットやデータベース等の利用により、情報の伝達効率がさらに向上
  • プリンタ等の周辺機器や、インターネット接続等の資源を共有できる
  • コミュニケーション環境の充実
  • 情報を組織的に管理できるため、リスクを軽減できる

安全で有効なネットワーク環境

ネットワーク化のメリットを享受するためには、適切に運用するためのルール作りやセキュリティ対策を確実に行い、機密性、完全性、可用性等の要件が確保されなければなりません。

機密性(Confidentiality)
情報へのアクセスを許可された者と許可されていない者を明確にし、許可された者だけがアクセスできることを確実にする事。

図は中小規模ネットワークで多く使用されるワークグループによる共有例で、パスワードなどが一元管理できないことから、アクセス権の管理がなされないことが多く、機密性を保てません。
導入コストを抑えたオープンソースウェアによるアクセス権の管理については「」をご覧下さい。
完全性(Integrity)
情報を誤操作や改ざんなどから保護し、データの正確性や一貫性を常に維持する事。

信頼性を要求されるデータ等は、通信経路を暗号化し、経路上での改ざんなどを防ぎます。
可用性(Availability)
システムの停止や情報の紛失がなく、必要な時に正常なサービスを提供する事。

システムリソース(メモリ容量・CPU能力等)が不足した場合、極端にパフォーマンスが低下し、作業効率を悪化させます。また、可用性がないシステムでは、単一の障害で業務が停止することがあります。
導入コストを抑えたオープンソースウェアによる高可用性システムについては「」をご覧下さい。

弊社は、主として中小規模ネットワークの安全で有効な環境整備を支援いたします。

コスト
「ネットワーク環境を整備したいが、コストが高い」というお客様

ネットワーク機器にはコンシューマー向けの製品から、ビジネス用途向けのハイエンド機器まで幅広いラインナップがあり、製品価格にも大きな開きがあります。 ネットワーク規模や用途に応じて最適な機器を選定しなければ、コストパフォーマンスを高めつつ、セキュリティ要件(詳細は「安全性」項をご覧下さい)を確保することはできません。

ICTの導入全般に関する事項については、「ICTコンサルティング業務」の案内をご覧下さい。

コンシューマー製品とビジネス用途製品の違い

コンシューマー向け製品は、取り扱いの容易さや価格等が優先して作られており、ビジネス用途に比べて少数の機器で構成され、更新が容易なため信頼性や耐久性に劣ります。 一方、ビジネス用途製品は信頼性や耐久性が高いことと同時に、安全性や利便性を高める様々な機能が搭載されて製品が多種存在します。

コンシューマー向け製品での構成例

図の例では、障害時に通信不可となります。
ビジネス用途向け製品での構成例

コンシューマー向け製品には無い、様々な機能が付加されています。

弊社はお客様の目的に応じ、コストパフォーマンスに優れたネットワーク環境を提案いたします。

安全性
「ネットワーク環境の安全性を高めたい」というお客様

ネットワーク環境を安全かつ有効に利用するためには、情報セキュリティの三要素と呼ばれる「C.I.A」(C-Confidentiality:機密性 I-Integrity:完全性 A-Availability:可用性)が適切なレベルで確保されている必要があります。
(三要素については「導入」項の安全で有効なネットワーク環境をご覧下さい。)

ネットワークに対する様々な脅威

ネットワークの運用には様々な脅威が存在し、形態に応じて適切な対策がとられている必要があります。

物理的な脅威

火災や地震等の自然災害
拠点間での相互バックアップ等
停電や落雷による瞬停などの電力障害
UPS(無停電電源装置)等による保護
不審人物の侵入や内部の情報リーク
入退室管理や認証システム等による保護
回線断などによる通信不能
予備回線等の準備

論理的な脅威

システムダウン等によるサービスの停止
システムの冗長化等
ネットワークへの不正侵入、不正アクセス等
適切なアクセス権管理、脆弱性に対する対策等
情報の盗聴、なりすまし、改ざん等
経路の暗号化等
ウィルス、ワーム、スパイウェア等への感染
脆弱性に対する対策、教育等など
人的なミスによる被害
ルールの励行や教育等による適正な運用等

弊社はお客様の事業内容、規模、目的等を考慮し、適切なセキュリティレベルでの環境整備を支援いたします。

共有
「インターネットを利用して、拠点間や社内外で情報共有したい」というお客様

近年は、暗号化通信を用いことにより、インターネットを利用した安価で安全な情報共有手段が数々存在します。

拠点間での情報共有(IPsec-VPN)

IPsecと呼ばれる暗号化通信方式を用いて、インターネット上に安全な通信経路を作り、離れた各拠点間や端末等を接続します。
(VPN:Virtual Private Networkの略で、インターネットなどを利用し、専用回線のように接続する技術)

Webブラウザを利用した情報共有(SSL-VPN)

SSLと呼ばれる暗号化通信方式を用いて、インターネット上に安全な暗号通信経路を作り、拠点と端末を接続します。通常はWebブラウザを使用し、携帯電話やPDA等にも対応できます。

社内外での共同作業(WebDAV over SSL)

SSLと呼ばれる暗号化通信方式を用いて、インターネット上に安全な通信経路を作り、離れた端末同士で共同作業を行います。
(WebDav:ホームページの閲覧等を行うhttpを拡張し、サーバ上のファイル管理を行えるようにした技術)

弊社はお客様の目的に合せ、有効なインターネットの利用環境を提案いたします。

その他のネットワークに関しての相談や、現状の診断なども、お気軽にお問合せください。