ネットワーク環境下においては、様々な資源にアクセスすることができ、それがネットワークの最大のメリットでもあります。しかし、適切なアクセス権管理がなされていない場合は、データの流失や誤操作によるデータの消失などの危険性があり、 小規模なネットワークにおいても、適切なアクセス権管理を行うことが重要です。
ネットワーク全般に係わる事項についてはネットワーク関連業務の案内をご覧下さい。
小規模ネットワークにおいては、利用への敷居の低さから、ワークグループというネットワーク形態がとられることが多いですが、情報が一元管理できるドメインに比べると、管理が煩雑になり、パスワード等によるアクセス権の管理が形骸化していることが多々あります。
ワークグループとドメイン
アクセス権管理モデル
ユーザーやグループを適切に管理することにより、柔軟で安全なネットワーク環境を構築することが出来ます。
アクセス権の管理は、ワークグループ、ドメイン等の構成によらず、構築することが可能ですが、ワークグループでは全ての資源に対して設定を行わなければならず、管理が非常に難しくなります。
※ここに示すものは一例で、より細分化されたネックワークにも対応可能です。
ドメインの共有管理を管理するコンピュータで、Windows Serverが一般的に多く用いられておりますが、Windows Serverは接続するクライアントの数や利用形態に応じたライセンスを購入する必要があるため、コスト的に導入を見合わせるケースもあります。
Windows Server以外の選択肢として、オープンソースウェアのSamba等を用いる場合もあり、比較的ローコストで環境を構築することが出来ます。
また、ドメインコントローラーはシステム障害に備えて、通常は2台以上の運用を行います。
導入コスト等
小規模ネットワークに利用される頻度が高い、Windows ServerとSambaの比較を示します。
それぞれ一長一短があり、導入にはクライアント数、サポートの有無、その他様々な条件を考慮した選択が必要となります。
Windows ServerとSambaの比較(OS及びサーバソフトのみの比較)
Windows Server 2003 Standard Edition |
Linux + Samba + LDAP |
|
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参考価格 | 約110,000円(5CAL)*1 | 無償*2 |
クライアント ライセンス |
必要*1 | 不要*2 |
導入の難易度*3 | 普通 | やや高い |
運用の難易度*4 | 普通 | 普通 |
*1 Windows Serverは様々なライセンス形態が存在しますので、 詳細はマイクロソフト社「Windows Server 2003 の価格とライセンス」でご確認下さい。
*2 Linuxは無償で配布されているOSですが、有償商用パッケージも存在します。
*3 ここでの難易度はWindowsを基準とした相対的な比較値ですが、取り扱う技術者のスキルによります。
*4 ここでの難易度はユーザーの管理等一般的な作業を示すものです。
お客様のネットワーク環境下において、コストパフォーマンスに優れ、管理面等も考慮した最良の環境を提案致します。
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主なサービス内容
調査・分析*5 | お客様の環境調査し、問題点の分析を行います。 |
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解決策の提案 | データの重要度、ユーザー数、コスト等を踏まえて、最適な環境を提案致します。 |
導入支援*5 | 機器の手配や人員等の手配等を行います。 |
取り扱い内容等
OS |
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ネットワーク規模 | お問合せ下さい |
ドメインコントローラー (PDC,BDC) |
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ファイルサーバ |
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ネットワーク管理 | GUIによる管理環境 |
*5地域によって、対応が難しい場合がございます。
*6お客様のご希望がない場合の構成です。
本コンテンツについて
本コンテンツは、IT技術に精通していない方を対象としており、一般的な事項を基に簡略化した内容で構成しております。
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また、内容を簡略化するため、極力専門的な事項に触れないよう構成していますことを、併せてご了承下さい。